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アメリカ大学進学のファイナンス④:学生ローン

Writer's picture: Hiroshi GotoHiroshi Goto

Education Data Initiativeの調査(2021-22年度)によれば、約6割の学生が学士号を取得するために学生ローンを利用し、借入額は州立大学(Public)の学生が平均31,960ドル、私立大学(Private Nonprofit)の学生が平均39,510ドルだったそうです。今回の記事では、アメリカ大学進学の際の学生ローンについてまとめたいと思います。


アメリカ大学進学のファイナンス④:学生ローン

 

学生ローンの種類別の特徴

学生ローンに米国教育省(Federal)によるものと、銀行やクレジット・ユニオンなど民間(Private)によるものがありますが、残高ベースでは9割以上がFederalとなっています。

 

学生ローンの種類別の特徴をまとめると、以下の通りです。


学生ローンの種類別の特徴

詳細は、以下のFederal Student Aidのウェブサイトを参考にしてください。

 

 

学生ローンを借りるまで

学生ローンを借りるプロセスは、FAFSA(Free Application for Federal Student Aid)フォームを提出することから始まります。

 

大学に合格した場合、大学から合格者にFinancial Aid Offerが提示されます。その中にGrants(Need-Based)やScholarships(Merit-Based)とともに、Federal Direct Student Loanの金額が記載されています。ローンを利用しない場合は、手続きの中で使わない選択をすれば問題ありません。もし志望大学の進学費用がFederal Direct Student Loanだけでは足りない場合、Direct Plus Parent LoanやPrivate Student Loansを検討できます。

 

大学によってFinancial Aid Offerの内容は異なりますので、志望度やFinancial Aid Offerを比較しながら、進学先を決めることになります。

 

 

アメリカ大学進学のファイナンス

アメリカ大学進学のフィナンシャル・プランニングについて、4回にわたって概観しました。大学選びや出願だけでも大変な労力がかかりますので、費用の工面が後回しになってしまうこともあるかもしれません。せっかく大変な思いをして志望大学に合格したのに、いざ進学しようと思ったら今度はお金のストレスがのしかかってきた、ということがないようにしたいものです。日本語での情報があまりないなか、このシリーズが資金面の計画・準備の一助になれば幸いです。

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